2020年03月11日(水)
見た目の美しさとアクセシビリティのパラドックス
すべてのインターフェイスにはユーザーが存在し、そのユーザーはつねに多数派と少数派によって構成されています。たとえば、大半のユーザーは正常な視力をもっていますが、少数派となるユーザーは何らかの視覚障害をもっています。
正常な視力をもっているユーザーが見るものと、色覚異常および低視力のユーザーが見るものとの間には大きな隔たりがあります。何らかの視覚障害をもっているユーザーはテキストが小さすぎたり色のコントラストが低すぎると、文字がぼやけて見えたり、要素がよく見えなかったりする傾向にあります。
アクセシビリティの目標は、多くの場合忘れられがちな少数派のニーズを満たすことです。しかし、少数派のニーズを満たした結果、多数派のニーズが満たされない場合、どのようなことが起こるでしょうか? このような問題はインターフェイスの使いやすさを過度にこだわり、美とバランスが取れていない場合に生じるのです。
美を取るかアクセシビリティを取るか
一般的にアクセシビリティに優れたインターフェイスであるほど、見た目の美しさは低下すると言えます。アクセシビリティにおいて高度なインターフェイスは、視覚障害のある人には見やすいものですが、通常の視力をもつ人の目には疲労を与えやすいでしょう。反対に、通常の視力をもつ人の目には美しいインターフェイスが好まれま...
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UX MILK
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