2020年07月13日(月)
ペルソナの作り方とその活用法
あなたは自分が他人と一緒だと思っていませんか。思考、意見、価値観、癖が他人と同じものであると。心理学では、実際よりも共通点が多いと思い込むことを「偽の合意効果」と呼びます。
偽の合意効果はソフトウェアをデザインする際に間違った決定をする原因になります。
Alan Cooper氏は、頭が良く、才能ある人が度々くだらないソフトウェアを作ってしまう原因を検証する中で、この効果に言及しました。彼はデザイナーの偏見を取り除き、ユーザーの深層心理を反映するべく、ペルソナベースドデザインという手法を生み出しました。1998年に著した名著「The Inmates are Running the Asylum.」の中でこの手法について記述しています。
チームメンバーのひとりが次のように言うのを聞いたことはないでしょうか。
「もし顧客が〇〇という機能を求めていたとしたらどうする?」
Cooper氏はこのような、稀なケースをすべて網羅するような、形やニーズが自由に変わる仮想のユーザーを「エラスティック(変幻自在の)ユーザー」と呼びました。良い決断はエラスティックユーザーからは生まれません。
ホテルで使われるソフトウェアを想像してください。会計係、フロントデスク、ギフトショップの店員向けのソフトです。会計係は集中して...
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UX MILK
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